「憧れの看護師になれたのに…こんなはずじゃなかった…」
「看護師として働くのがつらい…もう辞めたい」
そんな悩みを抱えていませんか?
私自身、新人看護師時代に何度も辞めたいと思いました。
しかし、辞める前に考えてよかったことや、実際に環境を変えて働き続けられた経験があります。
新人看護師が辞めたいと思うのは珍しいことではありません。
私自身も悩みましたが、辞める前に考えてよかったことや、環境を変えて気づけたこともありました。
この記事では、私の実体験をもとに、新人看護師が辞めたいと感じる理由や、
後悔しないために知っておいてほしいこと、取るべき行動についてお話します。
そして、
- 新人看護師時代に辞めたいと思ってしまう理由
- 辞めたいと感じる人に知っておいてほしいこと
- 新人看護師で辞めたい時に、取るべき行動と避けるべき行動
など実体験をもとに、後悔しない選択をするためのヒントをお伝えします。
新人看護師が辞めたいと思う原因

新人看護師として働き始めると、多くの人が一度は「辞めたい」と感じます。
まずは、その原因から見ていきましょう。
①初めてのことばかりで慣れるまで時間がかかる
新人看護師は、数年間看護師になるための勉強をするので、初めて働くという人が多いです。
もちろん、学生時代にアルバイトなどを経験している人もいますが、
学生アルバイトと正社員として働くのとでは天と地ほどの差があると感じる人も多いです。
さらに、奨学金制度を利用していた人は、
地元を離れて初めての1人暮らしを経験する人もいるでしょう。
- 初めての就職
- 初めての職場
- 初めての1人暮らし
など新人看護師は初めて尽くしです。
その結果、慣れない環境で看護師として働くことに不安や疲れを感じやすくなります。
私も初めてのことばかりで頼れる人もいなくて、
不安や悩みを誰にも相談できない環境が自分を追い詰めることに繋がったのだと思っています。
仕事に慣れるまでには数か月という長い期間が必要なので、
新人看護師が辞めたいと感じてしまってもおかしくないんです。
②先輩看護師が怖い
私が働いてきた職場では、看護師は自立心が高く、テキパキとしている人が多い印象でした。
そのため、
- ズバズバと厳しい言葉をかけてくる
- 限られた時間内に教えようと効率を重視して、言葉を選ばない
- 業務内容が多すぎて新人看護師の精神面を気にする余裕がない
などの理由から強い言葉をかけることがあります。
しかし、新人看護師からすると
- 「何を聞いても怒られそうで声をかけにくい…」
- 「いつも不機嫌そうで、やだな…」
そんなふうに感じてしまいますよね。
私も先輩看護師が怖いと思ったことは何度もあります。

「今日の指導担当は〇〇さんか…ハズレだ…」
と思ってしまう自分もいました。
先輩看護師が怖いと、聞きたいことも聞けず、1日を乗り越えることに必死になります。
それが続くと、「もう無理だ」と思う原因になってしまうのです。
③自信がない
働き始めたばかりの人が、看護師の手技や知識が追いついてないのはしょうがないことです。
しかし、周囲の看護師たちを見ていると、自信がなくなってしまうこともあるでしょう。
学校でいい成績を残したり、実習で褒められたとしても、
実際の現場は全然違うと感じるかもしれません。
現実を突きつけられると、今まで学んできたことが通用しない気がして、落ち込んでしまうんです。
私も働き始めた頃は、
- 「このまま1人立ちしてもやっていけると思えない…」
- 「考えることが多すぎて、何からするべきなのかわからない…」
そんな悩みばかり抱えていました。
④責任の重さがつらい
人の命を預かる看護師という職業は、とても重い責任があります。
「少しのミスが患者さんに影響を与えてしまうかもしれない」
という事実は、変えられないものです。
だからこそ、全ての看護師は毎日のように勉強をして、自分の手技や知識を極めているんです。
でも、働き始めてその責任をいきなり感じてしまうと、
- 「私は看護師に向いてないのかも…」
- 「この責任を抱えながら仕事をし続けるのは無理…」
とネガティブに捉えてしまう気持ちもよくわかります。
特にシャドーが終わって独り立ちした業務が増えてくる時期は、
インシデントを経験する人も多く、毎日のようにミスを繰り返すうちに
責任の重さを痛感することになるかもしれません。
私の新人時代もミスを何度も起こしてしまって、毎日のように自分を責める日々が続いていました。
⑤同期と自分を比べてしまう
4月に入職するのは、あなただけではない場合が多いです。
私も6人の同期と同じタイミングで就職し、一緒に切磋琢磨してきました。
一緒に頑張っていると、どうしても自分と周囲の差を感じることがあります。
それぞれの科で頑張っていることや習ったことなどを聞くと、
- 「〇〇さんはそんなとこまで進んでるのに私は…」
- 「私は先輩に褒められたことなんて1回もない」
などと自分を責めてしまうこともあるんです。
同期の存在は、心強い味方でもあるし、ライバルにもなり得るということです。
⑥心と身体を休める余裕がない
新人時代は、看護師に関わらずどんな職場でも、覚えることがたくさんあります。
看護師業界特有の覚えることは、
- 自分の科にあった専門知識・専門技術
- 物品の置き場
- 患者さんの情報や特徴
- 病棟スタッフの人間関係
などがあります。
特に、配属された科でうまく立ち回るためには、
スタッフの人間関係を把握できていないと、戸惑う場面が増えることがあります。
覚えることや仕事上で気を遣うことが多いのはもちろんですが、
プライベートでもプリセプターから指示された学習をしなければなりません。
そうすると、休みたいけど休めずに身も心もボロボロになり、
「もう限界」と感じやすくなります。
「辞めたい」とまさに今感じている人に、実際にここまで乗り越えてきた私から、
知っておいてほしいことがあります。
知っておけば、ちょっとだけ心が楽になるかもしれません。
辞めたい新人看護師に知ってほしいこと

もう無理だと感じて実際に辞める人もたくさんいます。
しかし、何も知らずに辞めるのは本当に勿体ないことだと私は思います。
辞めるにしても、辞めないにしても、
まずは私が今からお伝えする知ってほしいことを見てからにしてくれたら
今後のあなたの役に立つかもしれません。
①「3年は働くべき」に当てはまらない人もいる
「3年は働くべき」という考え方もあります。
ただ、私は必ずしも全員に当てはまるとは思っていません。
もちろん、1年未満で辞めるのと3年経って辞めるのでは、経験に差がでます。
しかし、追い込まれながら3年頑張っても、
辞めた後に働けなくなるような状態に陥っては意味がありません。
そうなるくらいなら、早めに見切りをつけて1年未満で辞めてしまうのも1つの手です。
私の後輩の中にも1年未満で辞めて違う職場で楽しそうに看護師を続けていた子もいます。
職場には合う・合わないがあるので、1つの職場でうまくいかなかったら、
新しい職場でチャレンジするというのも賢い選択肢だと私は思います。
②いい先輩看護師もいる
あなたが関わった先輩看護師は怖い人ばかりだったかもしれません。
しかし、同じ病院でも科が違えば、いろいろな先輩がいます。
私は初めに配属された科でプリセプターとうまくいかず、
そのまま辞めてしまおうと考え、看護部長にまで話に行ったことがあります。
そこで看護部長と初めて話して、「もう少し頑張ろう」と思って、
同じ病院の違う科に移動したら、持病が判明するまで約3年間務めることができました。
もちろん、みんながみんな私のように移動した先でうまく行くとは限りません。
でも、私は移動したからこそ、先輩看護師の凄さや看護師という職業の素晴らしさに気づけました。
③勉強したことは無駄にはならない
あなたがどのタイミングで仕事を辞めたとしても、
今までしてきた勉強や培ってきた経験が無駄になることはありません。
例えば看護師という職業自体から離れたとしても、
- ペットや家族の体調不良に気付きやすい
- 受診の時、医師の説明を理解しやすい
- いざという時、咄嗟に動ける
などのメリットがあります。
もちろん、看護師として再就職すれば、知識や経験をそのまま活かせますよね。
だからこそ、あなたのこれまでの頑張りは決して無駄にならないと私は自信を持って言えるのです。
④看護師に向いてないわけじゃない
看護師は、新人時代に心身共につらいと感じる人が多い職業だと思います。
あなたも責任の重さや職場環境などから「もう逃げたい」と思っているかもしれません。
このように悩んでしまう人は、優しくて責任感が強いことが多いです。
考え込んだ結果、「看護師に向いてないかも…」
という考えを持ちやすい傾向にあります。
しかし、あなたが抱えている「今苦しい」という感情と「向いていない」は話が別です。
学生時代の勉強や実習を乗り越えて、看護師として働き始めること自体、簡単なことではありません。
あなたは学生時代のつらい環境で頑張り、看護師としてスタートをきれました。
それだけでも私は、看護師として大切な素質の一つをすでに持っているのではないかと思います。

「私は看護師に向いてないかも…」と思っている人は、以下の記事を参考にしてください!
⑤周りの同期も不安に思っている
自信のあるように見える周りの同期も、実は不安に思っていることが多いです。
先ほど言っていた通り、私は科を移動しました。
最初の科にいた同期とは性格が真逆で深い話をするような関係にはなれませんでしたが、
移動先の科では今でも付き合いのある同期と一緒でした。
だからこそ、仕事でもプライベートでも悩みを相談し合う関係で、
意外とみんな同じような不安を持っているんだと気づいたのです。
それでもあなたの「辞めたい」という感情は無くならないかもしれません。
そのような人は、辞めたい時に取るべき行動を知っておきましょう。
新人看護師が辞めたい時に取るべき行動

限界だと感じた勢いのまま辞めてしまうのは、危ない場合があります。
そこで、今は一歩踏みとどまって、これから話す内容を実践してみてください。
そうすると、仮に転職したとしても、不安なく次のステップに進めるかもしれません。
①自分が辞めたいと感じる理由を知る
まずは、自分が辞めたいと感じている理由をしっかりと把握しましょう。
中には、漠然と「もう無理だ」と思っている人もいるかもしれません。
そのままの状態で辞めてしまうと、
- 「辞めたけど、次は何をすればいいんだろう…」
- 「自分は何をしたんだろう」
などと将来に不安を感じる原因になることがあります。
不安を少しでも減らすために、自分が何を不満に思い、何がつらいのかを知っておくべきです。
例えば、
- 急性期のバタバタした雰囲気がつらい
- 慢性期のゆったりした雰囲気が自分には合ってない
- 先輩との関係性が悪くて辞めたい
- 夜勤が苦手で看護師を辞めたい
など、理由によって次の転職先を探す時のヒントになったり、自分の本当の気持ちに気付けたりします。
②転職するべきか考える
あなたが辞めたいと感じている理由がわかったら、次は「転職する必要があるのか」について考えてみましょう。
私のように科を移動しただけでうまく行くパターンもあります。
辞めたい原因から、
- 自分には科の移動が合っているのか
- 病院を変えれば働き続けられるのか
- 働き方や場所を工夫すれば看護師を続けられるのか
- そもそも看護師が嫌なのか
などのように自分に合った働き方や職種を探ってみるのがおすすめです。
しっかり考えてから行動に移すことで、後々後悔するリスクを最小限にできるかもしれません。
反対に勢いだけで転職してしまうと、「こんなはずじゃなかった…」となる可能性があるので、
注意してくださいね。
③周囲に相談できる人がいないか探す
あなたが悩みや焦りから精神的に無理をしているのなら、
周囲に相談ができる人がいないか探してみるのも1つの手です。
私も最初の科では、同期とも仲良くなれず、もちろん先輩看護師にも相談できませんでした。
しかし、科を移動して友達ができてからは、お互いにどんな些細なことでも相談したり、
情報交換をしたりする協力関係になれました。
そのような見方が1人近くにいるだけで、心が少し軽くなることもあります。
相談相手が見つかったら、まずはあなたの抱えている悩みや不安を聞いてもらってくださいね。
④SNSやネットで同じ思いをしている人を探す
SNSやネット上には、自分の悩みを相談している人がたくさんいますよね。
そこであなたと似たような状況や心境にある人の考えや悩みを見てみるのもおすすめです。
そこに優しい返信や回答が来ている場合、あなた自身の助けにもなるかもしれません。
- 新人看護師同士で励ましあえる
- 会ったことのない先輩看護師からアドバイスを貰える
- 色々な働き方を知れる
などのメリットがあります。
しかし注意したいのは、
- 共感しすぎて負の感情に引っ張られやすくなる可能性がある
- 返信や回答に強い言葉が使われている可能性がある
- あなたが相談した場合も、心無い言葉が返ってくるかもしれない
- 信用できる情報を自分で選択する
ことです。
顔が見えない人相手だと強気の言葉を使う人もいます。
近年では、誹謗中傷にかなり厳しくなりましたが、
それでもギリギリのグレーゾーンであなたを責めてくる人もいるのです。
でも、真剣にあなたの悩みや不安を聞いてくれる優しい人もいる可能性が高いです。
近くに相談できる相手が見つからない場合は、ネット上で相談してみるのも選択肢の1つでしょう。
新人看護師が辞めたいと感じた時に避けるべき行動

先ほどは、新人看護師が辞めたいと感じた時に取るべき行動についてお話ししました。
逆に避けるべき行動もあるので、知っておくとあなたの役に立つかもしれません。
①自分で自分を追い込む
真面目で頑張り屋さんな人こそ、自分を自分で追い込むことがあります。
最初は職場に不満を感じて辞めたいと思っていたのに、
考えれば考えるほどいつの間にか自分を責めてしまうことってあるんです。
- 「こんなすぐ限界だと感じるのは自分がダメだからだ…」
- 「どうせ私なんて何をしてもうまくいかない…」
などと考え始めている人は、一旦立ち止まってみてください。
そこで人のせいにせず、最終的に自分のせいだと考えてしまうあなたは
それほど「優しい人」なんです。
そんな優しいあなたに看護してもらいたいという患者さんは大勢いるでしょう。
私自身持病があるので、看護師側はもちろん、患者側の気持ちもわかります。
私が患者として入院した時に看てもらいたいと思うのは、
偉そうで怖い看護師ではなく、圧倒的にあなたのような優しい看護師です。
新人だろうがベテランだろうが関係なく、
私自身が患者として入院した経験では、優しく接してくれる看護師さんに救われました。
だからこそ、あなたが自分を追い込む必要なんてないと言えるでしょう。
②もっと頑張ってしまう
頑張るって素晴らしい言葉ですが、頑張りすぎがいいこととは限りません。
自分の知らない間に限界を超えて、ある日突然プツンと糸が切れるように、
全てを投げ出したくなる可能性があります。
そんな日が来ないようにするためにも、頑張りすぎは禁物ですよ。
- 睡眠時間を削って勉強の時間に充てる
- 休みの日も仕事のことを考えて行動する
- 朝早くから出勤して情報収集
- 夜遅くまで残って仕事をする
そんなことする必要ないんです。
実はこれ全部私が実際にやってたことなんですが、
このように行動しても心身ともに疲れてしまうだけでした。
いいことなんてないので、私を反面教師にしてくださいね。
③身体や心からのサインを無視する
あなたが今「もう無理」「休みたい」と感じているのは、
身体や心が疲れているとサインを発しているのかもしれません。
身体からのSOSを無視していると、そのうち限界が来ます。
そうすると、どちらにせよ辞めるような事態になってしまう可能性があります。
私も最初の科で自分からのSOSを無視し続けた結果、
精神的に病んでしまい休職までした過去がありました。
新人看護師の時は、
- 先輩看護師から怒られるのが嫌だ
- 周りの同期は普通に仕事を頑張っている
- 自分が休むと迷惑がかかる
- 休むことで同期との差ができる
などの理由からサインを見逃してしまいがちなんです。
それでも声を大にして私は言います。
「ここまで頑張って必死に働いてきたあなたは偉い」私はそう思います。
ちょっと休んだり、すぐに辞めたりしたってあなたが生きるこれからの人生を考えると、
些細なことになるはずなので、甘えだと感じて頑張りすぎるのは避けるべきでしょう。
新人看護師を辞めたいと思うのは甘えじゃない

最後に、1番大切な「あなたの辞めたいという感情は甘えではない」ということについてお話しします。
もしかしたら、あなたの周りには
「すぐに辞めるのは甘えだ」という考えの人もいるかもしれません。
しかし、私の新人看護師時代の気持ちは私にしか分からないように、
あなたの今の状況や心境だってあなたにしか分からないんです。
先ほどおすすめしたように、誰かに相談したら、心が少し軽くなることはもちろんあります。
でも、
- あなたがどれだけつらくて苦しいのか
- なぜ辞めたいと思っているのか
- あなたが目指している本当の看護師像
- あなたが置かれている状況
など、本当のことはあなたにしか分からないんです。
それでやっぱり辞めたいと感じて実際に辞めるのもいいでしょう。
周りには甘えだと言われたとしても、
同じような経験をした人たちは甘えじゃないとわかっています。
あなたは1人じゃありません。
同じような悩みや経験を持つ人がたくさんいます。
あなたが限界だと感じるほど今の環境で頑張ってきた自分をまずは褒めてあげてくださいね。
新人看護師で辞めたいと感じているあなたへ
新人看護師で辞めたいと感じているのは、あなただけではありません。
看護師の資格があれば就職先に困らないと言われているのは、
それだけ資格を持ちながらも看護師として働いていない人がいるということです。
心身ともに負担が大きい環境で、毎年多くの人が辞めていくのが看護師という職業なのです。
今辞めて、新しい場所で看護師として働くのもいいですし、
一度休んで看護師から離れるのもいいでしょう。
この記事では
- 新人看護師が辞めたいと思う理由
- 辞める前に知っておいてほしいこと
- 後悔しないために取るべき行動
- 避けた方がいい行動
について、私の体験談を交えながら紹介しました。
新人看護師が辞めたいと思うのは決して珍しいことではありません。
大切なのは勢いだけで決断するのではなく、自分に合った働き方や環境を考えることです。
あなたが無理をしすぎず、自分らしく働ける道を見つけられることを願っています。



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